リバーブのところでも書きましたが、ただいま、ガットギター用にエフェクターボードを組んでおります。まずは必要なエフェクターということで、Carl MartinのHEADROOMというリバーブを購入しました。
もちろん、空間系の音を自分で管理する。というのが、今回のエフェクターボードを組む理由の一つなのですが、それとは並行に、低音を強化する。この効果も狙いの一つでした。
あらためて、私が弾きたいプレイスタイルを考えると、ギター1本でボーカル(主旋律)を支えたい。そのためにもギターという楽器の可能性を最大限に広げたい。
オクターバーというエフェクターを採用することで、低音を強化して、出音のレンジを広げることを考えました。
数あるオクターバーの中から、私が選んだエフェクターは、BOSS SUPER Octave OC-3です。
そもそも、オクターバーというものは、原音に対し、1オクターブ下、または2オクターブ下の音を生成して重ねるエフェクターになります(モノによっては、1オクターブ上を重ねることが出来るものもあるようです)。
さらに特筆すべきは、このOC-3には、POLYモードがあります。
POLYモードとは、コードを分析して、そのコードに対して低音を重ねることが出来る。しかも、そのレンジを指定することでギターの低音部分のみに、エフェクトを付加することが出来るという代物なのです。
そこが、このエフェクターの最大の特徴でもあり、他のエフェクターにはない唯一無二の武器なのです。
これは先日のライブで使用したボードになります。マルチエフェクターであるMS-50Gを利用した簡易的なボードです。
メインボードとは違い、足元がすっきりするので、狭いステージやオープンマイクと言った時に重宝しそうです。
出てくる音は上々で、普段のギターの音に、少し低音が重なる感じ。低音に気が行き、音を大きくしがちですが、そこはぐっと気持ちを抑えた方が結果として良い音になります。低音の出しすぎは、音が下品になる。
先日、公開した動画では、低音を把握しやすいように、若干大きめで出力しています。
また、低音を原音とミックスして出力していますが、低音部分はベースアンプに流して、その音だけで管理すると、音が分離して、聴こえが良くなるように思います。
そのあたりは今後の課題ですね。